ちいさい ちいさい ぞうのゆめ・・・です
ルース・ボーンスタイン さく
おくだつぐお やく
おおきい ぞうが すんで いるところに ちいさな ちいさな ぞうが すんでいました。
ちいさい ちいさい ぞうは わかくさいろで やさしい こえで うたうことが だいすき。
からだは ねずみくらい。
いったい どこから きたのでしょう。
おおきいぞうは ちいさい ちいさい ぞうを みおろして
「ちびちびよ。おまえは 風に はこばれてきたに ちがいない。
海のかなたの どこかから。
はっきりしていることは おまえが ここのものでは ないことさ」と あざけりましたが
ちいさい ぞうは ちいさい こえで うたうだけでした。
ちいさい ちいさい ぞうは 岩に よりかかって
「海のむこうがわに ぼくのうまれた ふるさとが あるに ちがいない」
と 海を みつめました。
