はなのすきなうし
おはなし マンロー・リーフ
え ロバート・ローソン
やく 光吉夏弥
むかし・・・
スペインに、
フェルジナンド という
かわいい こうしが いました。
ほかの こうしたちは まいにち
とんだり、はねたり、かけまわったり、
あたまを つっつきあったり、
くらして いました。
けれども フェルジナンドは
いつも ひとり、
くさの うえに すわって、
しずかに、はなの においを かいで
いるのが、すきでした。
ある日、へんな ぼうしを かぶった
五にんの おとこが やって きました。
マドリードの とうぎゅうに だす、
らんぼうな うしを さがしに きたのです。
フェルジナンドは
いつものように、すきな コルクの
木の したへ、すわりに いきました。
フェルジナンドは、くさの うえに、
こしを おろすと、
一ぴきの おおきな くまんばちの うえに、
すわりこんで しまいました。
「いたい!」
フェルジナンドは、
ふう ふう いいながら、
きでも ちがったように、あたまをふりたて、
じめんを けちらかして、あばれまわりました。
五にんの おとこたちは、この ようすをみて、
わっと、よろこび
フェルジナンドを マドリードへ つれて いきました。
・・・・・
