どんぐり
たての ひろし
あまがえるの たんじょう
作 たてのひろし
絵 かわしまはるこ
いきのこった おたまじゃくしたちは
みちがえるほど おおきくなっていました。
よくみると、しっぽの つけねから へんなものが でています。
ちいさな あしのようです。
あしは どんどんと のびてきました。
ほっぺの わきを よく みると
ぷっくり ふくれています。
すると その ふくらみから
ぽん、と いっぱん てが でました。
もうかたほうからも
ぽん、と てが でました。
あまがえるのかくれんぼ
作 たてのひろし
絵 かわしまはるこ
ラッタは みどりいろに もどるどころか、どんどん くろっぽく なって いきます。
きが つくと、アルノーと チモの からだの いろも かわって きて います。
「どうしょう、どうしょう」
みんな なきだして しまいました。
うんこ虫を追え
舘野鴻(たてのひろし)文・絵
オオセンチコガネの羽化(うか)。
観察開始から3年目の6月、順調に育っていた幼虫たちに変化がおこった。
体がシワシワになり動かなくなったのだ。
これは前蛹(ぜんよう)という蛹(さなぎ)になる前の状態だ。
まもなく、幼虫たちは次々と白く透き通る蛹になった。
美しい。
初めて見る蛹に、うっとり見とれてしまう。
ねこ と ことり
作 たてのひろし
絵 なかの真実
ぶるるる・・・。
とおくから くるまのおとが
きこえてきました。
ねこの いえのまえに トラックが とまり、
こぶしの 木のこえだが どっさり おろされました。
「やあ、おはよう。きょうも よろしくたのむよ!」
このこえだを きれいに たばねるのが ねこのしごとです。