そらのいろ みずいろ
作/下田昌克
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水の まわりで、
水の なかで、
いきものが くらしている。
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ゴクゴク、
ザブザブ、バシャバシャ。
そして 川を ながれる 水。
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きょうのこと、あしたのこと。
いきづく いのちの おと。
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テレビで、この絵本を知った
力強く、魅力的な絵
あらゆる生き物の
『生命(いのち)』の詩だ
死んだかいぞく
下田昌克
いつも いばってばかりいた かいぞくが、さされた
サメは かいぞくの ぼうしを・・・
としを とった さかなは かいぞくの 歯を・・・
ちいさな さかなは、つめを・・・
アンコウは かいぞくの 目ん玉を・・・
こんどは たこが かみの毛を・・・
そして、
たくさんの さかなに かこまれた
「みんな おなかが すいてるんだよ。
おまえを たべてしまって いいかい?」
「いいよ。おれさまは うまれてから いままで、
かぞえきれないほど おまえらを くってきたんだからな」
と かいぞくは さかなたちに いった。
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不思議な感覚の絵本です
この絵本も『生命』を、深い青色で描いています
今日
伊藤比呂美 訳
下田昌克 画
ニュージーランドの子育て支援施設に伝わる詩より
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浸けていたおむつは
だんだんくさくなってきた
人に見られたら
ひどいねえとか、だらしないとか
わたしは、
この子が泣きやむまで、
ずっとだっこしていた
いったい一日
何をしていたのかな
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手のひらより、少しだけ大きな絵本で
毎日、泣くばっかりの赤ちゃんと過ごす
お母さんの絵本です
下田昌克さんの線描が、とっても柔らかいので
ビックリ(@_@。