うんち
森の落しもの図鑑3
監修 今泉忠明
絵 松井雄功
森の動物は光や寒さの変化に応じて生きています。

草食動物
ニホンシカ
口に戻し、もう一度かみなおす
食道溝(しょくどうこう)
もともとはミルクの通り道。
かみなおした液状の内容物が口から胃に戻るときに使われる。
微生物が棲む巨大タンクで発酵
第一胃 草をためこむ貯蔵タンク、なかの微生物が草の発酵をはじめる。
第二胃 大きい食べ物をえり分ける、ここから口に戻る。
第三胃 水分を回収。内容物をしぼる。
第四胃 胃液と消化酸素で本格的に分解する。
小腸(しょうちょう)
すい液や胆汁の力を借りて、食べ物はさらに細かく分けられ、栄養が体内に吸収される。
腸は20~30m。体長の20倍以上もある!
腸の動きで水分が減り、糞がつぶ状に
大腸(だいちょう)
食べ物の残りカスから、栄養と水分が吸収する。
内容物がかたまり、糞の形に近づいていく。
盲腸(もうちょう)
残っている草を発酵させ、完全に分解する。
肛門(こうもん)
できあがった糞を、体の外へ出す最後の出口。
ヒグマ
サケの栄養が森に運ばれる
ヒグマは川でサケを捕まえ、死体や排泄物として海由来の栄養を森へ持ち込む。
北米ではその効果が川から約500mの範囲で強く、北海道の知床でもヒグマが運んだサケの死体と、そこからしみ出す栄養が河畔林の植物にとり込まれていることがわかっている。