おへそのあな
長谷川義史
ちいさな ちいさな あかちゃん。
いまは まだ
おかあさんの おなかの なか、
だけど・・・。
おかあさんの
おへその あなから
みえる
みえる。
おにいちゃんが
みえる。
なにしているのかなぁ。
・・・・・

うちに あかちゃんが うまれるの
いとう えみこ 文
伊藤泰寛 写真
わたし まなか、6さい。
うちに あかちゃんが うまれることに なりました。
あかちゃんの しんぞうの おとを ききました。
「トクトクトクトクトク・・」
「げんきだよ、げんきだよ・・」って いってるみたい

あかちゃんのゆりかご
レベッカ・ボンド作 さくまゆみこ訳
あかちゃんが うまれてくると わかったとき、かぞくは みんなで おおよろこびしました。
「あかちゃんが ねるところは どうしょう?そうだ、ゆりかごを つくろう。」
と、おとうさんが いいました。
あるひ、おばあちゃんが みにきて いいました。
「ほんとに きれいな ゆりかごだこと!だけど、ちょっぴり さびしいね。
そうだ、ベッドカバーを つくってあげよう。」

あやちゃんのうまれたひ
浜田桂子 さく・え
さむい、さむい、ばんだった。
ママは あかちゃんを うむ おへやに はいったの。
そこは、とても あたたかくて、しずかな おへやだったわ。
どのくらい じかんが たったのかしら。
そらが あかるくなって、しろい ひかりが さしこんできたとき、
オギャー オギャー オギャー オギャーって、
それは それは げんきな こえが おへやいっぱいに ひびいたの。
