そらまめくん の ベッド
なかや みわ さく・え
そらまめくんの たからものは このベッド。
くものように ふわふわで、わたのように やわらかい。
「あっ、もう あさだ!」
そらまめくんが とびおきると、
・・・・・
あっ!
ベッドが ない!
えだまめくん と・・・きいてみました。
「しらないよ」
わっ!
なんと、
・・・・・
やさいのがっこう
いちごちゃんは やさいなの?
なかや みわ・さく
「ところで、そのこは?」
なすびせんせいが たずねると、
「ぼく、アボカドです。くだもののがっこうから てんこうしてきました。
ぼくを やさいのがっこうに いれてください!」と、アボカドくんは いいました。
なすびせんせいは おどろいて、でも、にっこりして いいました。
「あらあら、ここにも、いちごちゃんのようなこが いましたね。
いいですよ。きょうから やさいのがっこうの せいとになってごらんなさい。」
「やったあ! みんなよろしくね!」
やさいのがっこう
キャベツくん おはなになる?
なかや みわ・さく
やさいたちは おいしいやさいに なるために
やさいのがっこうに かよっています。
なすびせんせいの おはなしの じかんです。
「きょうは やおやのおじさんが おむかえにこないと やさいのみんなは どうなっちゃうの?っていう おはなしをします。」
そんなこと、みんなは かんがえたことも
なかったので ちょっと ドキドキしてきました。
やさいのがっこう
とまとちゃん の たびだち
なかや みわ・さく
あら!
とまとちゃんの あたまは あおい。
「にっこうよくが ひつようね。」
でも、きょうは くもりぞら・・・。
そこへ、みょうがちゃんと クレソンくんが やってきました。
「わたし、たいようが ちょっぴり にがてなの・・・」と、みょうがちゃん
「ぼくは、あめが だいすきなんだ!」と クレソンくん
それをきいて、とまとちゃんは、はらをたてて いいました。
「いじわる いって ひどいわね!」
・・・・・
やさいのがっこう
とうもろこしちゃん の ながいかみ
なかや みわ・さく
「とうもろこしちゃ~ん、はやくきて!」
びった~ん!!
ながいかみに あしを ひっかけてしまいました。
きょうは、これで もう 3かいめです。
「じゃまなら きってしまえばいいのよ!」
「わあああ!
だめです! だめです! きっちゃだめです!!」
「なすびせんせい、どうして だめなの?」
とうもろこしちゃんが たずねると、
「そのかみのけが いつか おいしいとうもろこしの みになるのです。
だから、きっては だめなのです!」
・・・・・