みんなの絵本 大っきい子の絵本

「たくさんのふしぎ」~(・・? 絵本

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ノラネコの研究

伊澤雅子 文
平出衛 絵

11:00 やっと歩きだす
さあ、いよいよ本格的な ついせきの始まり。
ナオスケの後をわたしも こっそり ついていきます。
ナオスケは、ちょっと歩いては立ち止まって、どこへ行こうかというように見回しています。
そのたび、わたしも立ち止まります。
ナオスケが後ろをふりかえりそうになったとき、かくれるところも さがしておかなくてはいけません。
かくれ場所が なかったら、知らん顔します。
「わたしは たまたま あなたと同じ方へ歩いているだけよ」。
ナオスケは道の はしを歩いていく。
ネコは いつも道の はしっこを歩く。

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いつもナオスケが ごはんを食べる ごみ箱のところに つきました。
さあ、ごはんだ。

12:00
食べ終わると、まんぞくそうに、顔をあらったり、手をなめたり、おなかや せなかを なめたり・・・

ブラックホールって なんだろう?

嶺重 紳 文
倉部 今日子 絵

ふつうのブラックホールは街がおさまるぐらいの大きさです。
しかし それよりは はるかに大きいブラックホールが、
天の川銀河のなかにありことがわかりました。
その大きさは、地球を横に2000個ならべたくらいにもなります。

その超巨大ブラックホールは、天の川銀河の、ちょうどまんなかに存在しています。
重さは、なんと地球1兆個分以上にもなります。

糸あそび布あそび たくさんのふしぎ

田村寿美恵 文
平野恵理子 絵

糸は どうしてよってあるの?

ほぐした細~い いと は動物や植物のせんい。それを合わせて よると糸になる。

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布で ぞうりを編んでみよう

わらぞうりは、わらを布にして編んだ布だね。
わらは手に入れにくいし、家の中で はくと わらのくずがでる。
わたのかわりに、布をさいてよったひもを糸にして、ぞうりを編んでみよう。
布から あせを すうし、はきごごちもいい。
水にも強いから、よごれたら あらえるよ。

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アリになった数学者

森田真生・文
脇阪克二・絵

数学者は、存在しないものについて研究しているのだ。

ぼくは、アリたちと語りあってみたいと思った。

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突然の声にふりかえると、
そこに あでやかな姿のアリがいた。
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「わたしはここで、
朝の露をかぞえていたのよ。
今朝かぞえただけでも、
三万五千六百七十一の露・・・」

「あなたには数が わかるんですか?」

「数は わたしたちにとって、とても大切よ。
朝の露だけじゃない。鳥が鳴いた数、月の満ち欠けの比、
川の流れる速さ。それをいつも わたしたちはかぞえているの。
だけど、人間みたいに指を折ったり、そろばんをつかったりはしない。」

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珪藻(けいそう)美術館

ちいさな・ちいさな・ガラスの世界

奥 修 文・写真

珪藻は、お弁当箱のように二つの ほとんど同じサイズの殻がぴったりと合わさっています。
この容器のなかに珪藻の中身である葉緑体(ようりょくたい)などが入っています。

珪藻の殻には、丈夫なガラスでおおわれながらも、しっかりと栄養分は通過するように工夫がこらされています。

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一個一個の珪藻は、多くが1ミリの10分の1以下。
こんなちいさいものをどうやって拾い、ならべると思いますか

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いのちのひろがり

中村景子/文
松岡達英/絵

花の咲く木が生まれ、ハチやアリが生まれました。

こうして地球は、青い海と緑の森の中で、さまざまな生きものがいっしょにくらす星になりました。

でも地球は いつも おだやかだった わけではありません。
地球のほとんどが凍ってしまったことさえあったのです。
上陸後の5億年のあいだにも5回、大量のいきものが滅びたことがわかっています。

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絵ときゾウの時間とネズミの時間

本川達雄/文
あべ弘士/絵

ぼくたちの心臓は、1分間に60~70回うつ。
1秒にほぼ1回、ドキンと うつかんじょうだ。

息をスーハー出し入れする間隔は?
ハツカネズミは、1回息を出し入れするのに0.4秒しかかからない。
ゾウは8秒もかかる。

一生のあいだに、心臓は15億回うつ。
ゾウはネズミより、ずっと長生きだけど、
一生のあいだに心臓がうつ回数は、
ゾウもネズミもおなじなのだ。

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いっぽんの鉛筆のむこうに

谷川俊太郎 文
坂井信彦 ほかの写真
堀内誠一 絵

スリランカ、ボカラ鉱山。
ポディマハッタヤさんが、黒鉛(こくえん)のかたまりをくだいてとっている。
まわりはにぶく銀色にかかやく、すべすべとやわらかい黒鉛のかべ。
地下300メートル、むしあつい。
黒鉛のこなをすいこむのは、からだによくない。
それでもポディマハッタヤさんは、黒鉛をほるのがすきだ。

黒鉛はダイヤモンドとおなじ炭素のなかま、鉛筆のシンのなくてはならぬ材料だ。

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