ぼくは ひとりで
作・絵:フン・グエン/フイン・キム・リエン
原書編集:ダフネ・リー
訳者:はっとり こまこ
あめの きせつが やってきた。
みちも はたけも みずのした。
かあさんは たんぼに ※たべられるはなを つみにいった。
はじめての ひとりたび。
ぼくの こぶねは
なみに ゆられて
なげとばされ・・・
あめが ざあざあ ふりそそぐ。
あめで みちが わからない。
※メラレウカの もりのなか。
すすめば すすむほど こわくなる。
だけど、ひきかえす わけには いかないんだ。
すいぎゅうの むれが みえてきた。
・・・・・
もうすぐ はじまる。
ぼくの がっこう、だいいちにちめ。
※たべられるはな(Sesbania)
セスバニアという名前のマメ科の植物。
水の多いところによく育ち、黄色い花をさかせます。
ベトナム南都のメコンデルタでは、雨の季節に花を集め、スープやいためものにして食べます。
※メラレウカ(Melaleuca)
さわやかなかおりがする木で、ティーツリーともよばれます。
メコン川の河口近くには広大はメラレウカのマングローブがあります。
マングローブとは、熱帯・亜熱帯の海岸や、海と川の水がまざり合うところにできる森林です。
学校に行くための大冒険
生活のちがい
習慣のちがい
文化のちがい
ユニークですね(´▽`)