サンカクさん
マック・バーネット/文
ジョン・クラッセン/絵
長谷川義史/訳
あるひ サンカクさん どっか いきよる。
「シカクに わるさ しにいくなん」
・・・・・
サンカクさん あるいて あるいて、
「あーしんど」
・・・・・
「シャーッ!」どや、ヘビの まねや。
シカクさんは へびが こわいんや。
・・・・・
・・・・・
シカクさんも負けてません
「倍返しだ!」
な~んて怖くないよ
シカクさん
マック・バーネット/文
ジョン・クラッセン/絵
長谷川義史/訳
シカクさん いわ おして、
ほらあなの そとへ はこびよる。
・・・・・
「あー おもた」
ここまでが シカクさんの しごと。
マンマルさんが ふわふわ やってきよった。
・・・・・
「もー しびれるわー この ちょうこく」マンマルさん ほめよる。
「シカクさんに そっくり」
「わたしに そっくりなんも つくってほしいわあ~」
「はー?」
えらい こちゃなあ・・・
がんばって、がんばりよった。
・・・・・
ぼくは しかくい いわ おしてただけやん。
ぼくは てんさい ちがうねん
・・・・・
・・・・・
シカクさんは、ちょっと気弱な男の子
マンマルさんは、ちょっとプライドの高い女の子
って感じ・・・!?
シカクさんの心が折れなくて
よかった(‘;’)
マンマルさん
マック・バーネット/文
ジョン・クラッセン/絵
長谷川義史/訳
マンマルさんと シカクさんと サンカクさん
かくれんぼ
「たきの うしろに かくれるのは あかんよ」
と マンマルさん
でも(-_-メ)
「サンカクさん たきの うしろに かくれよったで」
と、シカクさん
「しゃーない」
と、マンマルさんは、たきの なかに
まっくらの なかで め!
「あっ サンカクさん! みつけたで!」
へんじ あれへん。
・・・・・
あれっ、うしろから サンカクさんの こえ??!
「ひーっ!」
サンカクさんと マンマルさん
まっくらやみの なか こわなって にげよった。
・・・・・
やんちゃ な サンカクさん
こわがり な シカクさん
しっかりもの マンマルさん
いい コンビ やね!
正方形の絵本で、めくる方の端っこは、丸みがあります
どこいったん
ジョン・クラッセン/作
長谷川義史/訳
ぼくのぼうし どこいったん?
きみのぼうし しらんなあ。
ぼくのぼうし どこいったん?
し、しらんよ。
ぼうしなんか とってへんで。
ぼくに きくのん やめてえな。
・・・・・
だれも しらん いうねん。
どんな ぼうし?
あこうて とんがってて・・・。
あっ、
・・・・・
・・・・・
ぼうし すっきゃねん。
ちがうねん
ジョン・クラッセン/作
長谷川義史/訳
このぼうし ぼくのと ちがうねん。
おっきな さかなから とってきてん。
・・・・・
ないしょやで。
・・・・・
とったら あかん
わかってる。
ぼくのと ちがう
わかってる。
・・・・・
・・・・・
みつけてん
ジョン・クラッセン/作
長谷川義史/訳
ふたりで ぼうし みつけてん。
でも ぼうし ひとつやな。
ぼくら ふたりやのになぁ。
・・・・・
・・・・・
そろそろ
ねよか
いっしょに ねよか。
もう ねたか?
・・・・・
ねたで、
もう ゆめの なかやで。
どんな ゆめ みてるんや?
いっしょに ぼうし かぶってるねんで。
・・・・・
ほんまかいな?
『どこいったん』『ちがうねん』『みつけてん』ジョン・クラッセンの3冊の絵本
すべて、かわいいボウシの お話し
くまが、無くしたボウシを捜す
大きな魚が小さな魚に取られたボウシを取りかえす
なかよし2匹のカメが、ひとつ のボウシをめぐってモヤモヤ
お話しも、絵も、長谷川さんの訳もイイな~(*’▽’)