こんや、妖怪が やってくる
君島久子 文
小野かおる 絵
「おや、おばあさん、どうしたの。」
「ああ、たまごさん、きいとくれ。
ゆうべ、妖怪がやってきて、かわいい子牛が食べられた。
こんやは、わたしを食べにくる。」
「だいじょうぶ、きっとたすけてあげるから。」
ぞうきん
かえるさん
こん棒
火ばさみ
牛のふん
も、なかまに
「だいじょうぶ、きっとたすけてあげるから。」
・・・・・
日本の「さるかに合戦」似てますね
中国の少数民族トゥ族の、語り伝えられた話しだそうです
ミャオ族やイ族にも、同じような弱く小さな物が、力を合わせて、怖くて大きな生きものを、うちのめす話しが伝わっているようです。
おひゃくしょう と えんまさま
再話 君島久子
画 佐藤忠良
よくばりな えんまさま
「だれが いちばん おそなえを
けちけちしていたか?」
「ひゃくしょうの やつですよ」
「いねが みのらないように、
あたまが ほそく、
ねっこが ふとくなる まほうを かけてやりましょう」
それを きいた おひゃくしょうは、
「あたまは ほそく、ねっこは ふとくか。
さといも にしよう」
と、いって さといもを うえました。
すると、やまほどの さといもが とれました。
・・・・・
つぎつぎと、なんだいが・・・・・
でも、おひゃくしょうさんは、さかてにとります(*^^)v
・・・・・
いじわるを知恵で、笑って はねかえす
こういう話しは、気持ちがいいです