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高畑那生のユニークな絵画の本

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チーター大セール

高畠那生

ぼくの おみせは いつも ひま。

そこへ、おきゃくさんが ひとり・・・

「あなたのくろいもようを くださいな」

びっくり!
でも、せっかくだから うることにした。

でっこり ぼっこり

高畠那生

これは きょだいじんのあしあと なのです。
いみが わからないでしょ。
では、せつめい いたしましょう。

あるひ、きょだいじんが マラソンを はじめました。
なにしろ きょだいですから
ぼっこり あなが あいてしまいましてね、

ぼっこり へこんだ あしあとに みずがたまれば
そこは プールになるわけでして・・・

まねきねこだ!!

高畠那生

あれは なんでしょう?

まねきねこです。
まねきねこが そらから ふってきます。

じめんに ちゃくりくした まねきねこは
すぐに うごきだしました。
ドコダ ドコダ ドコダ ドコダ・・・

まちにも まねきねこが やってきました。
いったい なにが おきているのでしょうか。
ドコダ ドコダ ドコダ・・・

もう、めいわくで どうしょうも ありません。
はじに よけても、すぐに もとのいちに もどってしまうのでした。

ブロロン どろろん

高畠那生

ブロローン!

くるまが はしっています。
みちには ねこがいますよ。
どうなるの?どうなるの?

バシャー!

ペンキがとびちり バシャ どろろん。
あれれ?
ペンキのあとが チーター みたい。

みて!

高畠那生

みーてー

わらしべちょうじゃ

杉山 亮・文
高畠那生・絵

むかし、あるところに こころの やさしい わかものが おりました。

ところが、なんの しごとを しても うまく いきません。

そこで、おてらの かんのんさまに おまいりに いきました。

その ばん、かんのんさまが ゆめの 中に あらわれ

「あすの あさ、みちで いちばん さいしょに ひろった ものを、だいじに もって いなさい。
きっと、いい ことが ありますよ。」

わかものは、そわそわしながら いえを 出ましたが

わかものは、つまずいて ころび・・・

うしとざん

高畠那生

きょうは これから
うしに のぼります。

あっちにも のぼっている ひとが います。
おーい! そっちは どうだーい?
とおくて こえが
とどいてないようです。

うしの せなかまでは まだまだ あります。
つかんで ぎゅ! つかんで ぎゅ!

カッパのあいさつ

高畠那生

カッパのあいさつは うしろむき。
でも、いきおいが ありすぎると・・・

ゴチン! パリン!!

セッセとヨッコラ
ヒョゴーどうくつのたいけん

高畠那生

セッセは はりきって、ヨッコラは あとから のそのそと、
どうくつに はいっていきました。

ずんずん ずんずん  ずんずん ずんずん

ふたりは おくへ。

そこは おおきな かわが ながれている だいくうかん。
「むむ、ここからさきは かわに はいらなければならない。
でも、ヨッコラが およげないからなあ・・・。」

「そうだね、さあ、あきらめて ひきかえそう。
すこし ねむくなってきたことだし。」
ヨッコラが ひきかえそうとしたとき、
「ちょっと ちょっと! あきらめちゃ だめだよ。
『こんなこともあろうかと、
ボートを もってきていたのを わせるたのかい?』
って、ヨッコラが いわなくちゃ!」

セッセと ヨッコラは ふとんのなかで はなしつづけます。

「それは むりが あるよ。
だって、いままで ボートなんか
かついでなかったじゃないか!」

セッセとヨッコラ
ひみつのプレゼントさくせん

高畠那生

「”だいじな ともだち”に プレゼントを あげたいんだ。
でも なにが いいのか さっぱり わからなくてさ。」
セッセが いいました。

「これなんか どうだい?」
「カラスの はね?」

「こんどこそ いいもの みつけた。」
ヨッコラが ひろったのは おおきな はっぱ。

「これは どうだい?」
「ただの ビンじゃないか。」

そのあとも ヨッコラが ひろうのは へんなものばかり。

「たとえば こう かんがえてみてよ。
ヨッコラが もらって うれしい プレゼントは なにかなって。」

「わかった!
”だいじな ともだち”ってのは、ぼくのことか!」

ヨッコラは プレゼントを もらえると わかって おおはしゃぎ。
それを みて、セッセは きゅうに はらだたしく おもえてきました。

だれにも いわずに おきましょう

金子みすゞ

絵・高畑那生

ほしと たんぽぽ

あおい おそらの そこ ふかく、
うみの こいしの そのように、
よるが くるまで しずんでる、
ひるの おほしは めに みえぬ。
みえぬけれども あるんだよ、
みえぬ ものでも あるんだよ。

もって すだれた たんぽぽの、
かわらの すきに、だァまって、
はるの くるまで かくれてる、
つよい その ねは めに みえぬ。
みえぬけれども あるんだよ、
みえぬ ものでも あるんだよ。

カエルのおでかけ

高畠那生

「おっ、あしたは いい てんきに なりそうだ。
せっかくだから、ちょっと でかけようかな。」
テレビを みていた カエルは いいました。

つぎの あさ。
カーテンを サッと あけると、ものすごい あめ。

「やったー!
きょうは、いちだんと おおあめだ!」
てんきよほうは 、はずれてなんが いませんよ。
カエルにとって あめが なによりも”いい てんき”なのです。

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