ストーリーナンバー1
ジョゼット ねむたいパパに おはなしを せがむ
ウージェーヌ・イヨネスコ
え・エチエンヌ・ドゥレセール
やく・谷川俊太郎
「パパ おはなしして」と ジョゼットは いう。
「あるとき ジャクリーヌという なまえの ちっちゃな おんなのこが いました。」
ジャクリーヌという なまえの おじさんと おばさんには、ジャクリーヌふさいという なまえの おともだちがいて、そのひとたちには ジャクリーヌという おんなのこと ジャクリーヌという おとこのこが いました。

ストーリーナンバー3
ジョゼットパパとつきをつまみぐいする
さく・ウージェーヌ・イヨネスコ
え・フィリップ・コランタン
やく・谷川俊太郎
ジョゼット;あたしは つきを つまみぐい する。
おいしいわ、ほんとに おいしい!・・・(そして ジョゼットは パパに つきを ひときれ あげる。)
ふたりは つきを たべる!
パパ;いい あじだ、メロンで できてる。
ジョゼット;おさとう かけましょうよ。
『あなたは ばかばかしい おはなし ばかりして、このこのあたまを おかしく してしまうわ!』

ストーリーナンバー4
ジョゼット おなべの なかにパパを さがす
ウージェーヌ・イヨネスコ
え・ニコル・クラヴルー
やく・谷川俊太郎
ジョゼットは おふろばの ドアのそばへ いく。
ちいさな こぶしで ノックして なく。
ジョゼットは いう、「あけてよ。」
パパは こたえる、「むりだよ。はだかなんだ。からだを あらって ひげを そるんだ。」
ジョゼットは いう、「それから しっこして プーもするんでしょ。」
「はいりたい、みせて。」
パパは いう、「みえないよ、もう おふろばには いないから。」
