ぼくのかえりみち
ひがしちから
「きょうは、この しろいせんの うえを あるいて かえろう」
せんは、みちの むこうまで ずうっと つづいています。
いま、なんさい?
ひがしちから
「みちこせんせい、もんだいです。
わたしは いま なんさい でしょうか?」
「むずかしい もんだいね・・・」
みちこせんせいは う~んと うでぐみをして、
「わかった!」
えんふねにのって
ひがしちから
まきちゃんが かよっている ようちえんは、かわの そばに あります。
だから、じてんしゃでも えんバスでも なくて、
えんふねに のって、ようちえんまで いくのです。
「まきちゃん、しっかり つかまっててね」
えんふねに のるとき、まきちゃんは
すこし どきどきします。
でも、とおやませんせいの うでに
しっかり つかまっていれば だいじょうぶ。
サンドイッチぎゅーっ
ひがしちから
はるくんは ゆきせんせいが
だいすきです。
でも なかなか「ぎゅーっ して!」
と いえません。
すると、ゆきせんせいが いいました。
「よーし、じゃあ きょうは
サンドイッチ ぎゅーっ しよう!」
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なんにも できない おとうさん
ひがしちから
にゃーん。
ねこが みーちゃんに はなしかけて きました。
「みゃーん」
みーちゃんは じょうずに へんじを します。
でも、おとうさんは・・・
にゃ~~
できません。
「もう、おとうさんたら ねこと はなしも できないの!」
みーちゃんは いいました。
ひみつのばしょ
ひがしちから
さやちゃんが こうえんで あそんでいると、
ふしぎな しげみを みつけました。
よくみると、よこに あなが あいています。
「なんだろう?」
さやちゃんは、はっぱの なかに
はいってみることに しました。
そこへ、みけねこが、いきおいよく とびこんできました。
ことりたちは、いっせいに とびたちます。
「せっかく やすんでいたのに、いじわるね」
どーん、じゃんけん ぽん!
ひがしちから
おや?
むこうから やってきたのは
ゆいちゃんじゃ ありません。
きつねです。
「いっしょに あそびたいの?」
かんちゃんが きくと、
きつねは こくんと うなずきました。
まず「どーん」と いって りょうてを
ぱちんと あわせたら
「じゃんけん・・・」
「ぽん!」
ぼく ひこうき
ひがしちから
「よし、ぼくは かみひこうきを つくるぞ」
せいくんは いっしょけんめい おりました。
「よし、どこまで とぶか きょうそうだ!」
せいくんが おおきな こえで いうと、
「いいよ」「やろう、やろう」と
おともだちが あつまってきました。
「いくよ・・・」
せいくんは、てに ぎゅっと ちからを こめました。
「せーの、それ!」